人が事業を支える 事業が人を支える
―ひとがじぎょうをささえる じぎょうがひとをささえる―

「 人が事業を支える 事業が人を支える ― 現実に即した事業の最適化を目指して ― 」

2025年7月4日(金)に開催いたしました第7回公営企業セミナーは、好評のうちに無事終了いたしました。

定員を上回るおよそ170名の自治体の上下水道事業関係者の方々にご参加いただき、大変盛況なセミナーとなりました。

今回は、「人が事業を支える 事業が人を支える ―現実に即した事業の最適化を目指して―」をテーマに、実際の事業に関与された方々から、経験に基づいたご講演をしていただきました。

千葉県館山市建設環境部下水道課 副主幹 前田一樹氏からは、「机上の計画を書き換え、現場で使える計画に上書きする方法」と題して、「国が出題する試験に対する答案のような下水道経営戦略」を、「現場が必要とする経営戦略」へと改善することの重要性やポイントについてご講演いただきました。
経営戦略を改定する過程で、人口密度や企業債の返済比率など様々な指標値からの分析をもとに、採算に合わない事業からは撤退するという「損切」を行われ、講演では、その経緯と損切の価値についてご説明いただきました。また、見直した経営戦略に独自の財政基準を埋め込んだうえで上書き(改定)を内製化する(外部に委託しない)ことの重要性についてもお話しいただきました。

総務省公営企業経営アドバイザーで元福島県三春町企業局長の遠藤誠作氏からは、「公営企業職員再生論」と題してご講演いただき、平成10年に行われた福島県三春町の上下水道5事業の統合や、全国各地の事業計画の転換に関する事例についてご紹介いただきました。
また、上下水道事業の継続における人材の重要性についてもお話しいただき、来場者からは、「失敗を恐れず挑戦すること、人の和を広げていくこと、そしてそれらを実行できる職員を育てることの必要性を認識できた」といったご意見や、非常に有益なセミナーであったとのお声を頂戴しました。

当セミナーにつきましては、今回いただいたご意見等を踏まえ、今後も継続して開催する予定です。皆さまの引き続きのご参加を心よりお待ちしております

講師紹介

前田 一樹(まえだ かずき)氏

千葉県館山市建設環境部下水道課 副主幹
【前田氏が下水道関係で関わった業務等】
公営企業会計への移行業務
経営戦略改定業務
下水道使用料改定業務
【業務経歴】
金融機関勤務を経て、平成21年度に館山市役所へ入庁。総務課行政管理係に配属。平成27年度に財政課。平成30年度から下水道課に配属、下水道事業の公営企業会計へ移行に係る専任担当を務める。令和2年度から公営企業会計を適用し、令和5年度には経営戦略を改定、令和6年度は下水道使用料改定率28%アップを実現した。令和4年度から「千葉県公営企業会計の適用に係るアドバイザー」、令和7年度から「総務省経営財務マネジメント強化事業アドバイザー(下水道事業)」に従事している。

遠藤 誠作(えんどう せいさく)氏

元福島県三春町企業局長
前北海道大学大学院 公共政策学研究センター研究員
総務省 地方公営企業等経営アドバイザー
【主な委員歴】
生活環境審議会専門委員
厚生科学審議会臨時委員(厚労省)
上下水道の経営基盤強化に関する研究会 構成員(総務省)
静岡県水道広域化推進アドバイザー
熊本県水道ビジョン策定委員
村上市や富士市等の審議会委員
福岡県田川市参与
青森県むつ市参与など
【業務経歴】
福島県三春町でダム建設に伴う浄水場新設、運転管理委託、料金改定3回、加入金46万円新設、水道経営安定基金設置、平成10年上下水道5事業統合し法適用、下水道使用料統一(4,500円)、公共下水道区域面積1/3縮小・農業集落排水を中止し公設浄化槽に転換、上下17施設管理と料金及び会計業務を複数年委託。17年財務課に移り県立病院移譲交渉、財政支援なし減価償却費負担条件で指定管理者選定、設計施工一括発注で坪58万円の新病院建設、三春型病保連携。アドバイザー等で全国の上下水道・公立病院改革の指導を数多く手掛けた。「公営企業」「水道」「日本下水道新聞漣」等に連載。

主催者

一般財団法人 都市技術センター
株式会社 大阪水道総合サービス

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