持続可能な上下水道の実現を目指して
―じぞくかのうなじょうげすいどうのじつげんをめざして―

「 持続可能な上下水道の実現を目指して ― 公の責任、民の活用 ― 」

2026年7月3日(金)に開催いたしました「第8回公営企業セミナー」は、定員を上回るおよそ180名の自治体の上下水道事業関係者の方々にご参加いただき、盛況のうちに無事終了いたしました。

今回は、「持続可能な上下水道の実現を目指して ―公の責任、民の活用―」をテーマに、実際の事業に関与された方々から、経験に基づいたご講演をしていただきました。

宮城県利府町上下水道部上下水道課 主任 大平 慎太朗氏からは、「上下一体包括的民間委託導入までのスキームと事業効果」と題して、包括的民間委託の導入に向けた具体的なスキームや留意点、導入後の運営状況などについてご講演いただきました。
官民連携に取り組む上で、各事業体が上下水道事業の課題を整理し、包括的民間委託を導入する理由や目的、対象業務を明確にすることの必要性についてご説明いただきました。
参加者からは「先進事例の生の声が聞けて有意義な講演だった」、「行政が抱える課題に対して、どのようなアプローチで包括的民間委託を実施されたのかが分かり、勉強になった」などの感想を頂戴しました。

公益財団法人 日本下水道新技術機構 理事の野村 宜彦氏からは、「30年後を見据えた上下水道事業のマネジメント」と題して、「ガバナンス力の重要性」及び「組織力の向上と人材育成のポイント」について、元横浜市環境創造局長等を歴任された経験談を交えてご講演いただきました。
また、社会的課題や地域課題に対し、企業・NPO・大学・市民団体などの多様な民間と行政が新たな価値や解決策を共に見出し、創り上げていく横浜市独自の仕組み「共創」をご紹介いただきました。
参加者からは、「自身の組織の在り方を考えさせられる内容で非常に勉強になった」、「組織を長期的・俯瞰的に考え、”担う人材がいないリスク”への危機意識を職場へいかに訴えていくかを考えさせられた」などのお声が挙がりました。

当セミナーにつきましては、今回いただいたご意見を踏まえ、来年度も同時期に開催する予定です。今後も皆さまのお役に立てるような情報を発信してまいりますので、引き続きご参加を賜りますようお願い申し上げます。

講師紹介

大平 慎太朗 (おおだいら しんたろう)氏

宮城県利府町上下水道部上下水道課 主任
【大平氏が下水道関係で関わった業務等】
・雨水浸水想定図策定業務
・雨水排水設備整備事業
・公共下水道全体計画変更業務
【業務経歴】
平成28年度に利府町役場へ入庁。教育委員会に出向し、教育総務課に配属。令和3年度に施設管理課。令和6年度から上下水道課に配属され、上下水道事業の認可や計画策定ほか、令和7年4月からは「水の官民連携(WPPP)」の主担当を務める。

野村 宜彦 (のむら のりひこ)氏

元横浜市環境創造局長
前横浜商工会議所専務理事
(公財)日本下水道新技術機構理事
【主な委員歴】
・日本下水道協会技術委員会委員長(平成29年度~平成30年度)
・横浜高速鉄道株式会社監査役(平成31年度~令和3年度)
【業務経歴】
横浜市で38年間、下水道事業を皮切りに鉄道事業やまちづくり、都市経営部局では都市経営戦略室や秘書部長を通じて、全市的な公民連携の推進に向けた「共創」の立ち上げなど横浜市全体のガバナンスとマネジメントの改革に関与するとともに、環境創造局長として下水道を含めた一元的な環境行政の推進に大きく関与した。
現在は(公財)日本下水道新技術機構理事として、幅広い立場から下水道事業に関与するとともに、最近では下水道協会での講演など、幅広い活動を行っている。

主催者

一般財団法人 都市技術センター
株式会社 大阪水道総合サービス

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